いがり産業では、主に射出成形用金型の製作を行っています。自動車やカメラ、スマートフォンなど様々な精密部品の金型を製作しており、これまで1000型以上の製作実績があります。当社では、放電加工機やワイヤーカット、MC・NCなど豊富な機器を揃え、2.5tまでの様々な金型の設計・製作に対応できるような環境を整えています。
また、ウエルドレスやホットランナーの金型製作も可能です。ホットランナーによるロスの少ない成形は材料費を削減することができ、低コストで製品を製作することができます。またウエルドレス成形技術を駆使した金型を使用することで、射出成形品の欠点であるウエルドラインをなくし、塗装をしない外観部品などの成形を実現しました。成形・完成品まで見据えた金型設計と製作で、金型製作から量産成形までを一貫して対応します。
3次元流動解析の高度活用を図り、金型修正レスによる開発を行う。
岩手大学金型学科から頂いた材料特性値や、過去に生産した製品の傾向を分析した結果を元に、自社内で解析を実施し、初期検討における金型方案の精度の向上を図ることにより再検討工数を削減した事により大幅に時間短縮を実現した。
3次元型構造設計による、設計の標準化、設計工数の低減、金型部品のコスト削減、プレート加工の自動化、干渉回避、図面レスを実現めざす。
過去に製作した金型図面を3次元化し、データベースを構築し過去に生産した部品の中から類似形状を活用した流用設計を実現した。また、3次元設計する事で、部品の発注漏れを未然に防ぎ、設計標準化を構築する事で、経験の少ない技術者でもある程度の金型設計を実現した。
設計担当から出された3次元データを活用した最適なNCプログラム作成を実現する。
加工公差情報を組み込んだ、現場指示用ビューワデータを作成し、図面レスを実現した。
円筒状金型3次元部品形状の直彫加工を可能とする同時4軸切削加工による工法変換を図る。
また、CAMデータ、ビューワソフトを活用した図面レスによる無人加工化を実現し加工ミスの削減と、自動運転によるプレート加工によりコスト削減を実現した。
自動測定プログラム作成装置を活用し測定効率の改善を図る。
設計段階における3次元設計データを活用し、測定プログラムの自動化を図った。
3次元設計データを活用し型構造部の干渉を事前に回避し工程の効率化を図る。
熟練技術者による手仕上げ技術を伝承すると共に、3次元設計によって型構造部の干渉を回避し、ビューワを閲覧しながら高効率な組み立て作業を実現した。
成形の繰り返し安定性を重視し、補正値の精度向上を図る。
高精度、高安定の射出成形機による試作成形により測定サンプルの採取を行った。
自動測定プログラム作成装置を活用し測定効率の改善を図る。
解析時に用いた樹脂データ実測値と詳細解析データとの整合図り、実証評価しながら、製品寸法の評価を実施した。